- プログラミングに最適なパソコンのスペックはどれくらい?
そんな悩みが解決できる記事を書きました。
本記事では、これからプログラミングを始めたい方に向けて、プログラミングに最適なPCのスペックについて解説します。
執筆者情報
記事を書いている僕は、ITエンジニアとして11年働いています。
プログラミングには業務で毎日のように触れているので、的確なアドバイスができると思います。
さっそく解説していきます。
プログラミング初心者に最適なPCスペック
プログラミング初心者に最適なPCスペックは以下の通りです。
- CPU Core i5 以上
- メモリ 16GB以上
- ストレージ SSD 256GB以上
順に解説します。
CPU Core i5 以上
プログラミング用途にもよりますが、Core i5以上であればあらゆるプログラミング言語による開発に対応できます。
世代も重要で、こちらは新しくなるほど性能が良くなるので、なるべく新しいものを選択しましょう。おすすめは第8世代(8000番台)以降です。
ちなみに、AMD製CPUであれば、Ryzen 5以上、MacであればM1 CPU以上がおすすめ。AMDはAndroid studioを使用するには設定が必要だったりしますが、それ以外は特に問題ありません。
M1に関しては、発売当初は非対応のソフトが多くありましたが、現在はそれも解消されてきたので候補に入れて良いと思います。
使用予定のソフトがある場合はM1でも動作するか一度確認してみてください。
その他Celeron, PentiumというCPUもありますがこちらは論外です。
Celeron, Pentiumは選ばないようにしましょう。
メモリ 16GB以上
最低限スペックで言うと8GBでもいけるかと思いますが、プログラミングは分からないところは都度インターネットで検索して調べながら進めていくことが多いです。
- ブラウザ
- エディタや開発環境
- その他ソフトウェア
などなど、プログラミングを行う上で常に起動しておきたいものが様々あります。
これらを快適に使いたいのであれば、やはりメモリ16GBがおすすめ。
ストレージ SSD 256GB以上
バージョン管理システムGitはどのプログラミング言語を選択したとしても、使用することになります。
Gitからサンプルコードをクローン(ダウンロード)してきたり、アプリケーションを入れたりすると、案外削られていきます。
そのため、予め容量を大きめに確保しておくのも手ですが、Windowsであればあとで増やすことも可能。
ということで、256GB以上から候補に入れていいです。
但し、Macの場合は注意が必要。これは僕がMacbook購入の際に経験があるのですが、「その他」に分類されるシステム周りのデータ保存容量が以外に大きく、削減も難しいです。
Macはあとでストレージを増やすことが難しいため、512GBも候補に入れてみてください。
プログラミング用PCの選び方
プログラミング用PCの選び方について、Q&A形式で答えていきます。
ノートPC?or デスクトップ?
プログラミング用のノートPC1台目としてなら、ノートPCがおすすめです。
プログラミングは場所を選ばずできるのも特徴のひとつ。
カフェで学習したり、今後セミナーやコミュニティなどに参加したりとノートPCであれば柔軟に対応できます。
まったく持ち運ぶ予定がない、ノートPCを既に持っているならデスクトップPCもありです。
画面サイズは、ノートPCなら単体で使用する場合も考慮して少なくとも13インチはないとキツイですね。
23.8インチ以上の外付けモニタと組み合わせるとかなり快適になります。
1万円~3万円程度で手に入りますよ。
WindowsとMacどちらがいい?
- Windows系のアプリケーション開発を学びたい
- 組み込み系の開発を学びたい
- 価格をおさえたい(10万円以内)
- 解像度が高いディスプレイがいい(デザインの仕事をしている人)
- iOS向けアプリケーション開発を学びたい
- 価格は少々高くても問題ない(10万円以上)
- カフェでMacbookを開きたい願望がある
プログラミングのやりたいことで選ぶのであれば、Windows系のアプリケーション開発がしたいかiOS向けアプリケーションが開発したいかで選ぶと良いでしょう。これらはOSが異なれば開発ができません。
どちらも学習予定にない、もしくはまだ学びたいものが決まっていない場合は、価格や主観で選んでしまって問題ありません。
プログラミングやめてしまいそうで不安な方は?
スペックをおさえて価格帯を安くおさえましょう。メモリは8GBにおさえても最低限のスペックは満たせると思います。
CPUであればAMD Ryzenにすれば少し安くなります。
新品?or 中古?
どうしても価格をおさえたいということであれば、中古PCも候補に入ってくるかもしれません。
購入の際にありがちなミスとしては、CPUの世代ですね。
「Core 5だ!」と思っても古い世代であれば性能的に不十分なため、スペックを十分にご確認の上ご判断ください。
>>DELL 中古パソコンショッププログラミング初心者におすすめノートPC
先ほど紹介したプログラミング初心者に最適なPCスペックを満たす製品を3つピックアップしてみました。
レノボ ideapad Slim 560 Pro(16)
サイズ | 16インチ |
CPU | AMD Ryzen 7 5800 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD512GB |
価格 | 約10,350円 ※2022年5月現在 |
16インチのノートPCにしては大画面で高スペックの製品となりますが、価格は10万円を少し超える程度。SSD256GBにすると、他スペックが満たせなくため、SSD512GBを選択。
AMD Ryzen 5、メモリを8GBにするなど、スペックを落とせば、約81,800円となっていました。
昨今の半導体不足などの供給の乱れもあり、品薄の状態が続いているようです。
購入検討している方はなるべくお早めに。
>>Lenovo公式サイトDell Inspiron 14 5420
サイズ | 14インチ |
CPU | Core i5(第12世代 ) |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD512GB |
価格 | 約91,180円 ※2022年5月現在 |
メモリ16GB、SSD512GBと共に申し分なく、10万円以内での購入が期待できそうです。
サイズ14インチも使い勝手の良い大きさ。
>>Inspiron 14 ノートパソコン(2022年4月1日発売)Apple M1 Macbook Air
サイズ | 13インチ |
CPU | M1 |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD512GB |
価格 | 約164,780円 ※2022年5月現在 |
Macbook Airから上記スペックで選出。
先に紹介したPCより高くなりますが、スペックやMacならではの魅力を考えるとプログラミング初心者におすすめしたいPCです。
MacbookをはじめとるするMac PCは店頭では値下げされないので、僕はいつも公式サイトで購入しています。